「昼のセント酒」を見て気になった用賀の藤の湯。
東屋のある檜風呂が楽しめる銭湯として、ドラマ内では紹介されてました。
内海(演:戸次重幸)もすっかりお気に入りでしたね。
実際に行ってみたら、ドラマで見たまんまの光景が広がってて、思わずテンション爆上がりでした。
檜風呂も気持ち良かったし、なんといっても昭和レトロな雰囲気がたまりません。
レトロ好きなら絶対ハマるはず。
木のぬくもりが楽しめる昔なつかしいノスタルジック銭湯です。
目次
1. レトロ好きにたまらない!藤の湯
最寄り駅は田園都市線の用賀駅です。
駅から歩いて10分かからないくらいでした。
宮造りのいかにも昔ながらの東京銭湯っぽい建物なので、すぐに気づくと思います。
藤の湯
東京都世田谷区玉川台2-1-16
営業時間:15:30−23:00
定休日:金曜日
お城みたいな屋根(唐破風屋根)は風情があってお城好きのハートをくすぐります。
最近できたっぽい高級そうなマンションの隣にあるので、このギャップがまたなんとも…。
新しいものと古いものが交錯した町並みが目に焼き付きます。
エントランスもステキですね。
お城のなかに入り込んだような気がしてきます笑
”湯屋”って書かれたのれんが妙に味わい深いんですよね。
チャーハンではなく、焼きメシと呼ぶのに近いニュアンスです。
銭湯ではなく湯屋。
ちょっとした言葉遣いでも受け取る印象はちがうもんです。
鬼瓦をモチーフにした石造りの石碑(?)もツボです。
オードリー春日の持ちネタを思い出しました笑
✔平日の夕方は空いてた
月曜の夕方(16時頃)だったので、お客さんは常連のおじいちゃんばっかでした。
若者は一人もいなくて、33歳のぼくが最年少でしたね。
混雑はしてないですけど、近所の常連さんでにぎわってましたね。
地域に根づいた昔ながらの銭湯です。
一歩なかに足を踏み入れると、銭湯ではなく昭和の純喫茶に来たような気分に包まれます。
木のぬくもりとオレンジ色の照明使いが心をホッと癒やしてくれます。
休憩スペースに備え付けられた木のベンチもすごくステキです。
東京にいるとは思えないですね。
ちょっとした非日常を味わえるのも魅力です。
純喫茶にいるようなノスタルジック空間が広がります。
✔左側が男湯、右側が女湯
番台が真ん中にあるスタイルも珍しいですよね。
左側が男湯で、右側が女湯です。
週替りで入れ替わるとかはなく、固定です。
番台のおばあちゃんに写真を撮っていいか?確認したらすぐにOKもらえました。
「いいですよ。ウチなんてたいしたところじゃないから」
謙遜というかホントになんとも思ってない感じでしたけど、ぜんぜん大したことあります笑
銭湯全体からあたたかみが感じられます。
2. 藤の湯のお風呂【体験談】
お風呂はコンパクトながらも心地よい温度で気持ちよかったです。
サウナも水風呂もないですけど、檜風呂の小脇にちいさな休憩スペースがあるのでそこでくつろげます。
貸しタオルも無料で付いてきますし、シャンプー&ボディーソープも備え付けなので手ぶら入浴にも最適です。
カキツバタがあしらわれた壁のタイル絵もセンス抜群でした。
有田焼のタイルだそうで…細かいところまでこだわりを感じますね。
天井が高いので思ったほど狭苦しさは感じませんでした。
2-1. 檜風呂
昼のセント酒で内海(主人公)が虜になっていた名物のヒノキ風呂。
「最高!」って言ってた気持ちがわかりました。
かすかにヒノキの香りが感じられて木のぬくもりが味わえます。
浸かった瞬間からヒノキのいい匂いが漂ってきます。
自然と心がリラックスしてくるんですよね。
ヌメッとしたヒノキの触り心地もいいです。
41度くらいの温めの温度なのでだれでも入りやすいと思います。
ドラマ内では檜風呂は混雑してる風でしたけど、意外と空いてました。
ジェットバスのほうが人気のようです。
ほとんど独り占めしてましたね。
檜風呂から上を見上げると、東屋になってるのが確認できます。
でっかい東屋の下に覆われた檜風呂はものすごいインパクトあります。
「土俵やぐらみたいだな」
思わず内海がこぼしたセリフをマネしたくなります。
浴場内は写せないので、ど迫力のある東屋と檜風呂は昼のセント酒(第10湯)で確かめてみて下さい。
アマプラ会員なら無料で見れますよ。
会員になれば30日間は無料で見れるので、実質無料で見れます。
銭湯好きにとってのバイブルといえるドラマです。
孤独のグルメの原作者(久住昌之)が手掛けた作品だけあります。
2-2. ジェットバス
強すぎず弱すぎず、ちょうどいい強さでした。
少し熱めなので、あまり長く浸かってるとのぼせそうになるのでガマンは厳禁です。
3〜5分くらいがちょうどいいと思います。
水風呂はないので、カラダが火照りすぎたらカランの水をケロリン桶に貯めてザブンとかけるのがオススメ。
ジェットバス⇨桶で水ザブン⇨檜風呂の小脇で休憩
を繰り返せば水風呂がなくても交互浴できます。
※交互浴とは:熱いお湯と水風呂に入ることで自律神経を整え、血行を改善する入浴法
3. まとめ
藤の湯は昔ながらの雰囲気が随所にのこるレトロ銭湯です。
木のぬくもりとレトロ好きにはたまらないノスタルジー空間です。
古いんじゃなく、古めかしいといった表現がぴったりですね。
用賀に”用が”あるときはまた訪れたいです。
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