吉祥寺には昔からある老舗のラーメン屋がいくつかあります。
有名どころでいえば「ぶぶか」と「ホープ軒本舗」です。
ともにカップ麺としても発売されるくらい有名店です。
吉祥寺界隈に住んでるのでお店にも何度か足を運んだことがあります。
今回は吉祥寺の二大巨頭の1つ、ホープ軒本舗の中華そばを食べた感想をお届けします。
いまさらですけどやっぱり美味しかったです!
目次
1. ホープ軒本舗吉祥寺
黄色と赤文字の看板が目立ちます。
赤文字は縁起が悪いので(赤字を意味)商売では避けられる傾向にあったそうですけど、当時だれもやってなかったので使おうと思ったとか。
マイノリティ精神がいいですね笑
ホープ軒本舗は大塚と吉祥寺の2店舗あります。
吉祥寺が本店にあたります。
阿佐ヶ谷とか千駄ヶ谷にもホープ軒はありますけど、姉妹店のようなもんだそう。
ホープ軒の元祖はあくまで吉祥寺店です。
1935年創業の老舗で、はじめは屋台からスタートしてます。
背脂豚骨醤油ラーメンの元祖ともいわれてます。
今ではなんら珍しくもないですけど、オープンカウンターのラーメン屋としてはここが最初だそう。
ラーメン好きなら一度は行っておきたいラーメン界の重鎮ですね。
ホープ軒本舗 吉祥寺店
営業時間:[月~土] 11:30~翌3:00[日・祝] 11:30~翌2:00
定休日:無休
✔15席のカウンターのみ
屋台のなごりなのかもしれませんけど、店内はカウンターのみです。
間口のせまい店内ながらも、ガラスミラーのおかげで思ったより広く感じます。
古びてはいますけど、さすが人気店だけあって小綺麗にしてます。
厨房もちゃんと手入れが行き届いてて繁盛店らしさが感じとれます。
愛想のいいお客さん目線の接客もすばらしいですね。
食券を渡して5分くらいで運ばれてきました。
1日500〜600杯を売りさばくだけあってスピーディーですね。
2. 中華そば食べた感想
中華そば+ニンニク(S)にしました。
ラーメンの真ん中にポツンとのっかってるのがニンニクです。
なぜか緑色なので最初はわさびかな?と勘違いしました笑
すりおろして変色すると緑色になるみたいです。
色はヘンですけど、青森産のにんにくなので安心して食べれます。
✔背脂豚骨醤油スープ
濃厚なのに後味さっぱりしてますね。
とんこつ特有の匂いもないので見た目よりかなり飲みやすいです。
飲み干したくなる中毒性があります。
油の量はデフォルトですけどわりと多めです。
でもクドくないので飲めちゃうんですよねぇ。
ぜんぶ飲むのは控えましたけど、正直飲みたかった…。
イマドキのガッツリ系ラーメンとは一味違います。
流行り廃りのないホッとする味わいです。
✔プリプリのちぢれ麺
自家製麺だそう。
ウェーブがかったちぢれ麺はどこかインスタント麺っぽいですよね笑
インスタント麺をちょっと太くして生麺バージョンに仕上げた感じです。
ピロピロした安っぽさもありながら、絶妙にスープを絡ませてくるんですよね。
プリプリの食感が独特でやみつきになります。
好き嫌いは分かれるタイプですけど、これがホープ軒本舗なんだ!と思えるアイデンティティを感じるので好きです。
ご主人のマイノリティの矜持みたいなものを感じます。
✔少数精鋭のトッピング
トッピングはチャーシュー、海苔、もやし、そして追加トッピングのニンニク。
塩っ気の強いチャーシューは一口噛むと豚の旨みがジュワッっと滲み出てきます。
薄くスライスされてるのに存在感があります。
一枚だとさびしいのでチャーシュー麺にすればよかったかも…。
麺の量が多めなので、途中でチューシューを箸休めにすると最後までおいしくいただけます。
もやしと海苔もスープと合いますね。
ニンニクをスープに混ぜ混ぜすると一気に攻撃性が増してガッツリ系に早変わりします。
昔ながらのラーメンから、二郎系のようなガッツリラーメンに変遷していく様子が味わえます。
でも最後までクドさはありません。
化学調味料はけっこう入ってるはずなのに、スルスル飲めてしまうのが不思議です。
だんだんキツくなってくるかと思いきや、最後までおいしく味わえました。
3. まとめ
吉祥寺のホープ軒本舗の中華そばは、昔ながらのノスタルジックな味わいです。
元祖背脂ラーメンの伝統を感じる一杯ですね。
屋台っぽい店内の雰囲気も味わい深くてどこか趣があります。
お店で食べるのが一番ですけど、通販でお取り寄せもできます。
遠くてお店まで行けない…でも食べてみたい!
そういう人はぜひお取り寄せで味わってみてください。
外に出にくい今だからこそ、おうちで本格ラーメンを作ってみてはいかがですか?
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濃厚なのにクドくない中華そばは一度食べるとクセになりますよ!
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