派遣先を辞めようと思うけど、なんて伝えれば円満に辞めれるかな?
本当はただ辞めたいだけだから理由なんかとくにないけど、
その場合正直に伝えるべきか、それとも嘘で塗り固めるべきか迷うな。
こういった疑問に答えます。
✔本記事で学べること
・派遣先を円満に辞めるときの4つの退職理由【テンプレ付き】
・派遣先を辞めるまでの流れ【過去の実例】
8年くらい派遣で働いてます。
ほとんど自分から更新しないを選んで辞めてきました。
退職理由はバラバラですが、基本的には本音は言わずに建前を使ってきました。
「Wワークでやってましたが、本業1本でやっていくことにした」とかですね。
(実際は数ヶ月だけ本業1本でやって、また派遣とのWワークに逆戻りしてるんですけどね笑)
あまり素直に告げると引き止められる可能性も出てきますし、同じ派遣会社を利用する予定だと次の派遣先を紹介してくれなくなるかもしれません。
ネガティブな印象が残らない退職理由を伝えるのがベストです。
引き止められることなく、円満に辞めるにはいくつかパターンがあるので、テンプレ付きで紹介します。
※契約途中ではなく、契約期間満了で辞めること前提です。
契約途中で辞めるなら派遣先を体調不良を理由に契約途中で辞めた話【我慢しなくていい】で体験談をまとめてますのでこちらをどうぞ。
派遣先を円満に辞めるときの4つの退職理由【テンプレ付き】
下記のいずれかを伝えるのが一般的ですね。
①体調不良
②正社員に転職する
③実家の家業を手伝う
④親の介護をする
順番に解説していきますが、その前にこれだけは覚えておきましょう。
【重要】退職を申し出るときは派遣担当に伝えること
最初から派遣先に伝えるのはNGです。
派遣社員は派遣会社に雇用されてるので、派遣先とは直接雇用関係にありません。
まずは派遣会社に辞意を伝えるのがマナーです。
いきなり派遣先に退職を伝えたところで「え?派遣会社には言ったの?」と不安がられ、お互いに困惑して気まずくなりますからね…。
派遣担当とは普段顔を合わせないので、連絡するのはちょっと気まずいかもですが、こちらから電話するのが気が引けるならメールでも大丈夫です。
✔派遣担当に送るメール例
「次回の更新はせずに契約終了を考えてます。また後日相談できればと思います。」
こんな感じの文面を送るのがいいかと。
あとで営業担当から電話がかかってくると思うので、そのときに詳しい退職理由を伝えれば大丈夫です。
僕はいつも上記のような例文を送ってます。
退職理由は以下のうち、いずれかを使うと引き止められることなくスムーズに辞めれると思います。
①体調不良
これは一番多いんじゃないですかね?
ポジティブな理由ではないので円満とは言えないかもですが、仕方ないと感じてもらえますし、本人の健康面に関わることなので引き止めにくいです。
仮に引き止めて体調を悪化させたら、労災を適用するしないの話になってくるのでいろいろ厄介ですしね。
僕自身も、体調不良を理由に契約途中で辞めた苦い経験があります。
研修担当の圧がすごすぎて、就業1ヶ月で逃げるように辞めました。
≫派遣先を体調不良を理由に契約途中で辞めた話【我慢しなくていい】
体調不良で業務継続が難しい状況でしたら、契約満了じゃなくても、契約途中でも辞めれます。
契約満了で辞める場合は、下記のテンプレですね。
✔派遣担当に送るメール例
「体調不良で勤怠も安定せず、業務にも支障が出始めており、これ以上継続するのは困難なため、契約更新はせずに期間満了で退職したいと思います」
こんな感じですね。
給料は減ってしまいますが、事前に2,3日ぐらい欠勤の実績を作っておけば、より信憑性が増すので引き止めにくいはず。
ただ体調不良を理由にすると、同じ派遣会社で次の派遣先を探すのは厳しくなります。
また次の派遣先でも同じ理由で辞めるんじゃないか?って疑われてしまうので…。
辞めてすぐに就業したいのであれば、前もって別の派遣会社にも登録して保険をかけておくのが大事です。
②正社員に転職することにした
ポジティブな理由なので承認されやすいと思います。
派遣はあくまで、正社員として転職するまでのつなぎとして一時的に利用してる人も多いですしね。
体調不良とちがって、嘘と勘ぐられにくいのも特徴です。
✔派遣担当に送るメール例
「この度キャリアのステップアップを図るため、正社員として再就職することにしました。そのため、契約更新はせずに退職させていただければと思います。」
上記で問題なし。
派遣先から仕事ぶりを評価されてたら「ウチで正社員になれば?」って話をもちかけられる可能性もゼロではないですが、まぁレアですよね。
”別の業種でやりたい仕事”があるとか、一応予防線は張っておいたほうがいいです。
③実家の家業を手伝うことにした
実家が自営業だったらわりと気兼ねなく使えますよね。
ぼくは実家が自営ということもあって、大学生の頃にバイトを辞めるときの口実として一度使ったことがあります。
✔派遣担当に送るメール例
「実家が自営業なんですが、父親の仕事を手伝うことにしたので来月末で退職させていただければと思います」
実家が自営業は事実ですが、退職理由はもちろん嘘です笑
ただ働くのが嫌だったので辞める口実として利用させてもらいましたm(_ _)m
「どんな仕事やってるの?」と聞かれる可能性は高いので、職業くらいは答えられるようにしておきましょう。
緊急連絡先に実家の電話番号を記入してたら確認の連絡がくるのでは?
電話は来ないので大丈夫です。
真実を確かめたところで派遣会社からすると時間のロスでしかないので、申告どおりに受け取ってくれます。
とはいえ、もしかしたらどういった仕事なのか?ぐらいは聞かれるかもなので、すぐ答えられるようにしておくと安心ですね。
想定問答集を作るイメージです。
④親の介護をすることになった
身内のことですし、デリケートな内容なので深く突っ込まれることなく、すんなり辞めれると思います。
地方から上京して働いてる人の場合、両親は遠方に住んでるはずなので、もはや帰る以外に選択肢はないですよね。
親の介護が必要だと帰らざるを得ないので、営業担当もそれ以上問い質したりはしないはず。
✔派遣担当に送るメール例
「パートで働いてる母が突然倒れてしまいました。幸い大事には至りませんでしたが、すぐに働ける状態ではなく、しばらく介抱が必要なため実家に帰ろうと思っております。つきましては、次回の契約更新はせずに退職させていただければと思います」
あくまで一例ですが。
30代以上なら信憑性が高いので、そのまま受け入れてくれると思います。
まだ20代とかだと、親の介護を理由にすると疑われる可能性があるので、嘘だったら使うのは辞めたほうがいいですね。
30代以上なら介護を理由にしても問題ないと思います。
補足:営業担当と仲が良いなら本音を伝えてOK
上記の例文は派遣会社の営業担当に送るメッセージですが、営業担当とのコミュニケーションができてるなら本音をぶつけても大丈夫です。
・仕事内容に飽きた
・人間関係が悪すぎる
・職場環境が悪い
・もっと時給のいい仕事をしたい
・とにかく嫌だから辞めたい
本心ですよね笑
こういった本音をさらしても、営業担当はあなたの味方なのでしっかり話を聞いてくれますし、派遣先にはうまく伝え方を変えて説明してくれます。
なので営業担当と仲良くできてるのであれば、本音を伝えてしまっても問題ないです。
一旦は上記のような内容(「次回の更新はせずに契約終了を考えてます。また後日相談できればと思います」)でメールを送り、あとで営業担当から折り返しの連絡が来たときに本音を打ち明けるのがいいかと。
これなら営業担当も理解を示してくれるので、派遣先には建前に沿った内容でやんわり伝えてくれます。
ぼくも前回の派遣先を辞めるときには営業担当に正直に伝えました。
(本音):職場環境が悪くて居心地が悪い
(建前):在宅ワークでやりたい
派遣先には本音は伏せて、建前に沿ってうまく伝えてくれたようでして、契約満了をもって無事に辞めることができました。
営業担当と蜜にコミュニケーションを取っておくのが秘訣ですね。
派遣先を辞めるまでの流れ【過去の実例】
下記にまとめてます。
営業担当にメールしたときの実際の文面も載せてるので参考になると思います。
クレカ作るなら派遣先を辞める前にやっておくべし
派遣先を辞めると勤続年数がリセットされてしまうので、クレカが作りにくくなります。
クレカを作る予定があるなら、就業中のうちに発行しておきましょう。
一度無職になっちゃうと基本的にクレカの審査は通らないですからね。
派遣社員でも審査に通りやすいクレカは「【厳選】派遣社員におすすめのクレジットカード【勤続1年未満でも作れる】」でまとめてます。
まとめ:本音と建前を使い分けよう
本音を正直に伝えてしまうと、派遣先からの印象も悪くなって辞めにくくなってしまうので、表向きの理由(建前)も用意しておくといいと思います。
そのためのテンプレとして4つ紹介しました。
①体調不良
②正社員に転職する
③実家の家業を手伝う
④親の介護をする
上記であれば、あくまで派遣先には非がなく、自己都合にあたるので派遣会社もきちんと受け入れてくれるはず。
営業担当には本音を伝えても大丈夫ですが、派遣会社→派遣先への退職理由はポジティブな理由を用意しておくべきです。
円満に辞めるためにも、ここはしっかりおさえておきましょう。
マジメすぎると嘘をつくことに抵抗があるかもですが、状況によっては嘘は自分を守る武器になります。
本音だけで生きると自分が苦しくなるので、どうしても辛いときは嘘をついてでも逃げるべき。
自分を守れるのは自分しかいないですからね。
無理だと思ったら、どんな手を使ってでも全力で逃げたほうが生きやすいと思います。
派遣会社を変えるだけで自分に合う派遣先に出会えたりするので、今回の派遣先に失敗したなと感じたら、派遣会社を変えることも選択肢に入れてみるといいですよ。