口コミとか評判とか何も調べずに行ったので、どの店にすべきか迷いました。
杭州の繁華街を歩き回って、ようやく見つけたのがこちら。
杭州酒家。
お店の外まで並んでる人がいて、思わず立ち止まってしまいました。
西湖が最寄りの、地下鉄1号線竜翔橋駅から歩いてすぐ。
地元民からも大人気の繁盛店らしい。
創業100年以上の老舗。杭州でもっとも古いレストランだとか。
金曜の夕方5時ごろで、すでに20組ぐらい待ってました。
1階エントランスで番号札を手に取り、椅子に腰掛けながら待つこと40分。
ようやく店内へ。
先に言っておきますが、涙目になるほどおいしかったです。
待った甲斐がありました。
杭州名物、トンポーロー
トンポーロー(東坡肉)は、皮付き豚バラ肉を甘辛い味付けで長時間煮込んだ角煮料理。
浙江料理(杭州名物)の一つで、日本の豚の角煮のルーツとも言われてます。
杭州酒家で食べる本場のトンポーロー、おいしすぎます。
美味しいものは見た目からもわかるもの。
黄金のように照り輝いたトンポーローは、まさに本物の証。
1個単位から注文できるのも嬉しいですね。
箸でスッと切れます。
口に入れた瞬間にプルプルの皮はとろけて、一口噛むと、豚バラ肉の旨みが口の中いっぱいに広がります。
柔らかくトロトロに煮込まれた豚バラ肉は、甘辛いタレと絶妙にマッチします。
八角も入ってると思いますが、濃い目の味付けなのでクセは感じにくいかと。
ご当地ビールの緑雨ビールと一緒にいただきました。
あっさりとした淡麗な飲み応え。
青島ビールのような味わいと考えればわかりやすいかも。
「冷たいほう?それとも常温?」
中国のレストランでビールを頼むと必ず聞かれます。
身体を冷やすのが健康に悪いと考える中国では、常温で頼むのがむしろ一般的。
とはいえ日本人は冷たい飲み物が大好き。
僕は問答無用で「冰的(つめたい)」と答えました。
本場のトンポーローとご当地ビール、最高ですね。
一品料理はどれもハズレなし
さすがは本場中国。
メニューの種類もとてつもなく多い。
本来はスマホオーダーですが、店員さんに聞いたら快く紙のメニューを持ってきてくれました。
接客も親切ていねい。愛想もよくて好感持てます。
20代の若い店員さんが多くて活気がありますね。
青菜炒めと臭豆腐を追加注文。
青菜炒めは油がサラサラ。
青臭さはいっさいなく、青菜のシャキッとした食感も残ってて絶妙。
臭豆腐もおいしかったです。
独特の発酵臭はあるものの、口の中に入れた瞬間に匂いは消えます。
プルンとしたやわらかい豆腐に、ピリ辛のタレがよく合います。
確信しました。ここは何を食べてもおいしいに違いないと。
ただ、一品一品の量が多いので、ひとりだと色々頼めないのが残念でした。
数人で訪れてシェアするのが理想ですね。
高級感あるのにリーズナブル
高級レストランのような佇まいなのに、お値段はリーズナブル。
杭州の繁華街、延安路に面した好立地にもかかわらず、お会計は日本円で1500円くらいでした。
雰囲気と値段のギャップにいい意味で裏切られました。
コスパ最高すぎです。
高級レストランの半額くらいで食べれるので行列ができるのも頷けます。
西湖を訪れた観光ついでに立ち寄ってみてはどうでしょう。
絶対に後悔させませんよ。
衝撃のトンポーローを味わえることを保証します。
杭州酒家 延安路店
中国杭州市下城区延安路205号1-3楼
営業時間:10時~21時










