アフィリエイターとして活動するようになったのは2012年11月のことです。
当時ぼくは品川区旗の台にあるパソコンスクールで正社員としてはたらいてました。社員はぼく一人、ほかに事務の女の子が1人だけという、超がつくほどこじんまりとした会社でした。
23歳の若造だったぼくに、「社員にならないか?」と社長からオファーをいただいたのがきっかけです。2010年夏の出来事です。
先生と呼ばれるのが日常に
おもな仕事はパソコンインストラクターです。
ワード、エクセル、パワーポイントの授業を受け持ってました。当時は厚労省の基金訓練校に認定されてたんです。
そこで人手が足りないという理由から、ぼくが講師を担当することになったんです。
基礎スキルすら持ち合わせてませんでしたけど、なんとかなるもんですね。
教えながらスキルを身につけました。20人弱の集団指導を1日6時間、それを2クラス分受け持ってたので朝から晩まで働きづくめでした。
さらに、法人会会員である企業の社員向け講習だったり、母子家庭の親御さん向けの講習会も受け持ってました。
まともな休日はほとんどなかったですね。
たまの休日も、翌日のカリキュラム作成や資料作りに追われてたので、実質的な休みはほぼゼロでした。
「たかぎー先生(仮名)」と慕われていたので、それが気持ちよくてなんとか持ち堪えられてたのかなと、今振り返ると思います。
1日12時間労働が当たり前とか常識で考えたらブラックでしかないですもんね(笑)オーバーワーク気味でしたけど若さで乗り切ってました。
雇われない働き方を模索しはじめる
そんな生活が3年くらい続いてたんです…。我ながらよくはたらいてたなと。
もちろん、体力の限界をかんじることもありました。
それと同時に、「与えられた仕事」を淡々とこなす日々に嫌気が差してきてたんです。社員だったので裁量の幅は広く、仕事へのやりがいは感じてました。
教室運営、チラシ作り、WEB サイト運営など、講師業以外にもいろんな仕事をやらせてもらってましたから。主体的に動いて提案してたので、やらされ感もなかったです。
でもなにか違う。もっと時間的自由もほしいし、給料じゃなくてじぶんで稼げるようになりたい。
26歳になろうとしてたぼくの心には、あきらかに変化が起きてました。
望んだものが現実になる。これは本当です。
ナポレオンヒルの『思考は現実化する』を読みこんでた時期とかさなってたので、余計にそう思えたのかもしれません。
もしこの本を読んでなかったら現実はそこまで大きく変わらなかった気もします。ぼくにとって、人生のターニングポイントといえる1冊です。
ある日突然その日はやってくる・・・
正社員ではたらきはじめて、もうすぐ3年目になろうとしてた2012年11月のある日のこと。突然、リストラを宣告されたんです。経営不振による解雇です。
社長と役員の2人に呼び出され、「もうこれ以上君を雇えない」と言われました。
収益源だった基金訓練制度がなくなったことで、売上が大きく落ち込んでしまったんです。
国からもらえる給付金頼みだったので、それが無くなると生き残るのは至難の業でした。日に日に仕事量も減っていったので、解雇されるのも時間の問題だろうとなんとなく予感はしてました。
予想してたよりも早くその時期が訪れた…そういう認識の方が正しいかもしれません。
副業(アフィリエイト)に目が向くようになったのはそこからです。
それとともに、次第にかかわる人間関係も変化していき、取り巻く環境も大きく変わっていきます。
ぼくの興味関心はもう、ネットビジネスのこと以外考えられなくなっていったんです…
▼パート2へつづく