コールセンターで働こうと思うけど、やるなら発信より受信がいい。
受信っていっても色んなジャンルがありそうだけど、どれがいちばん楽なんだろう?
経験者の人アドバイスください。
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
・受信コールセンターの難易度別ランキング
・受信コールセンターの求人の探し方
コールセンターの受信業務は時給が高くて人気ですが、自分に合わないセンターで働いてしまうとかなり精神的に参ってしまいますよね。
職場の人間関係は実際に就業してみないとわからないですが、自分に合う業種かどうかは事前に見極めることができます。
そこで今回は、コールセンター歴4年の僕が、実際に働いてみて楽だと感じた受信の業種をランキング形式にしてみました。
受信コールセンターの難易度別ランキング
カンタンな順に並べました。
①テレフォンオペレータ:難易度★★☆☆☆
②カスタマーサポート:難易度★★★☆☆
③テクニカルサポート:難易度★★★★☆
①テレフォンオペレーター
入電者からの問い合わせに対応する業務です。
✔仕事内容の具体例
・通販の注文受付
・チケットや航空券などの予約受付
・代表電話の取次…etc
問い合わせ内容が限定されてるので、慣れてしまえば単純作業のように流れ作業的にこなせるようになってきます。
入電者と対応した履歴は専用システムに入力しますが、そもそも質問が単純なので入力項目が少ないですし、プルダウンで数量を選んだりするだけだったりするので、パソコン操作が不慣れな人でもこなせます。
そのためオペレーターの年齢層も幅広く、20代~60代までいるセンターがほとんど。
同じ作業を繰り返すのが苦手な人にとっては苦痛かもしれませんが、そうじゃないならわりと楽です。
スキルアップはあまり望めませんが、コールセンターで働くのが初めてでしたら腕試しとして最適です。
クレームが少ないので他の業種に比べてストレスを感じにくいのも特徴です。
まずテレオペで腕試しして、それから次のステップに進むと無理なくスキルアップできると思います。
②カスタマーサポート
入電者からの問い合わせに対応するという点ではテレオペと同じです。
こちらはより対応範囲が広がるので、難易度としては少し高くなります。
修理系の窓口とかだと、業者に修理依頼の発注をかけたりするので手配業務も必要となってきますからね。
✔仕事内容の具体例
・電力、ガス会社の契約内容に関する問い合わせ
・年金、保険に関する一般的な問い合わせ
・携帯キャリアを利用中の人からの問い合わせ対応…etc
受電するまで問い合わせ内容の予測がつきにくいので、臨機応変な対応が求められます。
入電者は何を求めて電話してきてるのか?要望を汲み取るのが最初は苦労しますが、こちらもやはり慣れでして、数をこなしていくうちに慣れてきます。
なにか困ってることがあるから電話してきてるわけでして、数をこなすうちに応対パターンが掴めるようになります。
ただ、料金に関するお問い合わせ内容を含むこともあって、テレオペよりもクレームに当たる確率は上がります。
クレーム案件は管理者が巻き取ってくれるセンターもありますが、最初の窓口はオペレーター。
入電直後から攻撃的な口調でオペレーターに迫ってくる人もまれにいます。
ストレスを右から左に受け流せるスルースキルがあるようでしたら問題ないですが、自分事に捉えすぎて共感しすぎてしまう人はクレーム案件を引くと辛く感じるかもしれません。
お金が絡んだ窓口はクレームを引く確率が上がるので、抵抗があるようでしたら料金系の窓口以外を選ぶといいかもです。
③テクニカルサポート
既存のお客さんからの技術的な問い合わせに応じる窓口です。
電話対応だけで対応するところもあれば、電話とチャットを併用してサポートするセンターもあります。
✔仕事内容の具体例
・PC、スマホのトラブルに対する問い合わせ
・通信会社、ケーブルテレビの技術窓口…etc
「操作方法がわからない」「ネットがつながらない」などの困りごとに対して、解決に導くのが仕事です。
専門知識が問われるので、その分野に精通してる人のほうが始めやすいです。
覚えないといけない知識量が他の受信業務よりも多いので、最初は大変に感じるかもしれません。
研修期間も1ヶ月程度と長くて、1人前のオペレーターとして活躍できるまでは現場デビューしてから最低3ヶ月はかかります。
難易度はインバウンドの中でいちばん高いんじゃないかと思います。
不具合が起きてる状況をすばやく把握して、解決方法をわかりやすく説明するには、お客さんとの円滑なコミュニケーションはもちろん、落ち着いて状況を聞き出すヒアリング力が求められます。
入電時の状況から、どのように対応したかなど、すべて対応履歴を残さないといけないので、一定のタイピング速度がないと苦労を強いられるのも事実。
1件あたりの応対時間(通話時間、後処理時間)はすべて管理者が監視してまして、目標数値を下回ると改善するように指導されます。
業務知識に関しては研修でしっかり学べるので知識の有無は気にしなくていいですが、パソコン操作がおぼつかないようだと入社後がしんどいので、あまりオススメできません。
そういった背景もあってか、働いてるオペレーターの年齢層も若くて、20代が大半ですね。
パソコン操作が得意でしたら、そこまで他の受信業務と難易度は変わらないと感じます。
高時給でやりがいのあるお仕事ですし、人にわかりやすく伝えるスキルが上達するので他業種に転職するときにも活かせるお仕事です。
キャリアアップを目指すならチャレンジしてみる価値があると思います。
インバウンド(受信)求人の探し方
探し方としては2パターンあります。
①派遣求人サイトから探す
②派遣会社の求人から探す
①派遣求人サイトから探す
派遣求人サイトとは、複数の派遣会社が求人を掲載してる求人サイトを指します。
複数の派遣会社の求人を比較できるので、自分の条件に合う仕事を探しやすいという特徴があります。
派遣求人サイトも色々ありますが、国内最大級に求人数の多いリクナビ派遣を選んでおけば間違いないです。
②派遣会社の求人から探す
登録してる派遣会社の求人ページから求人を探す方法です。
ただ登録してる派遣会社によっては製造業の工場派遣には強いけど、コールセンターの派遣には弱かったり、得意不得意とする業種があります。
この記事を読んでるということは、コールセンター派遣に強い派遣会社じゃないと意味がないですよね。
コールセンター派遣に強く、僕自身が実際に使ってみて満足した派遣会社をまとめたのでこちらを参考にどうぞ。
まとめ:自分に合う受信業務を選ぼう
誰でもできる簡単な業務のほうがいいのか、多少難しくてもやりがいを重視するのか。
コツコツと同じことを繰り返すのが苦にならないならテレフォンオペレーターは合うでしょうし、そうじゃないなら苦痛になるかもしれません。
お客さんの困りごとに寄り添ったり、トラブルを解決することにやりがいを感じるタイプでしたら、カスタマーサポートやテクニカルサポートは適任かもしれません。
いずれにせよ、受信業務はお客さんに寄り添ったていねいな対応が求められるので、サポートすることに喜びを見いだせる人でしたら、どの受信業務を選んでも少なからずやりがいは感じられると思います。
あとは自分の性格と照らし合わせながら、希望条件に合う求人を選んでみるといいですよ。
まずは派遣会社の登録を済ませておきましょう。