派遣で働こうと思ってるけど、転職回数が多くてもちゃんと仕事紹介してもらえるかな?転職回数が多いと派遣でも選考で不利になるんじゃないか心配。
派遣で就業するにせよ、転職回数が多いと派遣ですら採用されないんじゃないか?と不安になりますよね。
正社員での就業を望むんでしたら長続きしない印象を与えてしまうので不利ですが、派遣だったらぶっちゃけ影響はないですね。
この記事を書いてる僕は10年くらい派遣で働いてます。
派遣での転職回数は10回くらい。就業経験のある業種もバラバラですが、これまでに職場見学まで進んだ案件はほぼ落とされることなく就業できてます。
✓本記事の構成
・派遣は転職回数が多くても不利にならない
・転職回数が多い場合の面接官への伝え方
派遣の転職活動における不安を和らげたい人は続きをどうぞ。
2分もあれば読める内容です。
派遣は転職回数が多くても不利にならない
派遣スタッフは雇用期間に定めのある契約形態なので、就業先が変わるのは当然のこと。
派遣のキャリアが長くなればなるほど、必然的に就業先が変わる(転職回数が増える)ので、転職回数が採用に影響することはほとんどないです。
派遣会社としては、就業先が多いことは、逆にいろんな経験を積んでるスタッフとして評価することがあります。
とくに応募する職種への経験があるなら即戦力とみなされるので、転職回数自体よりも、その職種での経験があるかどうかのほうが重視されます。
あくまで派遣会社と派遣先が重視してるのは、これまでの勤務実績だったり仕事に取り組む姿勢なんですよね。
会社都合で雇い止めに遭うこともある
派遣あるあるですが、派遣先の都合で突然契約を打ち切られることもあります。
会社都合による契約期間満了ですね。
僕も何度も経験済みです。事業縮小による契約終了でした。
この場合はいくら本人が続けたい意志があっても、派遣先の都合なのでどうしようもないですよね。
長期で就業できたとしても、就業先の状況が変わって辞めざるを得なくなる可能性もあります。
本人の意志じゃない転職なので、会社都合による契約満了の場合は採用にはまったく影響しません。
退職理由を聞かれても「会社都合による契約終了」と伝えれば担当者も理解を示してくれます。
派遣を続けてると、やむを得ない転職はつきものなので正社員に比べると転職回数は増えがち。
就業先が変わるのは派遣の性質上当たり前のことなので、そもそも転職扱いにカウントしない企業もあります。
転職回数が多い場合の面接官への伝え方
働いてた期間が数ヶ月程度の職歴が続いてた場合は注意が必要です。
なぜ短期で転職してるのか理由を聞かれるので、きちんと担当者が納得のいく理由を用意しておく必要があります。
理由が明確じゃないと、「ウチの会社でもすぐ辞めるんじゃないか」と不安材料になって落とされる可能性が高まりますので。
もともと短期契約だったなら、その旨を記載しておくと安心ですね。
ただ、なぜ短期を選んだのか聞かれる可能性もあるので、それに答えられる明確な回答を用意しておかないと詰んでしまいます…。
僕が実際に回答した例
僕自身も、ここ数年は短期派遣を繰り返してます。
「高時給で条件がよかったから」
担当者から転職理由を聞かれたときはこう答えてます。
コロナ禍だったこともあって、官公庁のコロナ関連の求人がたくさん出てた時期でして、長期で働くより条件が良かったんですね。
その旨を正直に伝えたところ、担当者の方も「ボーナスタイムでしたもんね」と理解を示して下さり、無事に採用されたことが何度かあります。
長期就業だったけど短期間で辞めてしまった場合
この場合も、前向きな伝え方であれば問題ないです。
✓前向きな退職理由の例
「別の新しい職種にチャレンジしたくなった」
「業務縮小に伴う会社都合で派遣契約が打ち切られた」
「求人と実際に任された業務内容が大きくかけ離れてた」
「家庭の事情(介護や出産)」
「引っ越しすることになった」
あくまで一例ですが、ネガティブな印象が残らなかったらぶっちゃけ何でも大丈夫です。
ネガティブな退職理由だったとしても、前向きな姿勢があることを伝えれば印象は良くなります。
社内の人間関係が合わなかった→社内でコミュニケーションを取り合う機会がほとんどなく、もっとチームワークで協力しながら働きたいと思った
仕事が合わない→事務作業は得意だけど架電業務でお客様と話すのが苦手。なので事務作業に集中できる環境で働きたいと思った。
言い換えるのは難しいと感じるかもですが、まぁ正直なところ派遣の面接ではそこまで深掘りされることはないですね。
そもそも派遣の面談(顔合わせ)では退職理由を聞かれないのが大半ですし、聞かれたとしても「契約期間満了」と答えればそれ以上は突っ込んでこないです。
派遣先側が退職理由を聞くのは本来NGですからね。
派遣法第 26 条第7項より「派遣先は、(紹介予定派遣を除き) 派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない」
参考:厚生労働省HPより
とはいえ、突っ込んで聞いてくる派遣先も中にはあるので、前向きな退職理由を用意しておくと安心です。
派遣はスキルがあれば就業できる
派遣で就業するなら転職回数よりも経験の有無が重視されます。
派遣先が求める職種の経験があれば、転職回数が10回超えてようがきちんと評価してくれますよ。
直近の仕事が応募する職種と同じなら、ブランクも短いので、即戦力として活躍できるイメージをもたれて採用率はグンと高まります。
同じ職種での転職を希望してるんでしたら、しっかりキャリアを積んでると評価できますしね。
スキルがあるかどうか。
そこが確認できれば派遣では転職回数は問われません。
あとは派遣会社のコーディネーターと相談しながら、自分のこれまでのキャリアで就業できそうな派遣先を一緒に探してもらうのが確実ですね。
僕がこれまでお世話になってきた派遣会社は、コーディネーターと相談しながら就業しやすい求人を見つけてくれたので、職場見学まで進んだ求人はほぼそのまま採用に至ってます。
派遣会社選びを間違うと、わけのわからない釣り求人に捕まって時間をロスしたり、職場見学まで進んだのになかなか採用されず、無駄に交通費を使ってしまって遠回りするリスクもあるので、必ずまともな派遣会社を選ぶようにしましょう。