シンガポール発祥のカヤトースト専門店が新宿にできてました。
ヤクンカヤトーストです。
シンガポール在住経験のある人にとってはわりと身近な食べ物らしいです。
(ぼくは知りませんでした。シンガポールには旅行で一度行った程度です)
日本人にはまったく馴染みがないですよね。
カヤトーストはシンガポールでは伝統的ソウルフードだそうです。
生まれてはじめて食べたんですが、これがなかなかクセになる不思議な味でした。
食べた感想を率直にレポしたいと思います。
目次
1. ヤクンカヤトーストとは?
2.【定番】カヤトーストセット食べてみた
3. まとめ:シンガポール好きは食べないと損
1. ヤクンカヤトーストとは?
カヤトースト専門店です。
シンガポール国内では70店舗以上、世界10カ国で約120店舗を展開する世界的チェーン店です。
1944年に創業され、オープン当初からカヤトースト専門店としてスタートしてます。
70年以上も愛され続ける老舗です。
カヤトーストは朝の定番
カヤトーストはシンガポールでは朝食の定番として親しまれてます。
食パンの表面をサクッとこんがり焼いて、カヤジャムというココナッツペーストのジャムを塗り込んでバターを挟んだものを指します。
◎カヤジャムの原料
- 砂糖
- 卵
- ココナッツミルク
- パンダンリーフ(ハーブ)
高カロリーにはちがいないです笑
カヤジャムはネットでも買えるので、自分でオリジナルのカヤトーストを作ることも可能。
ラッフルズホテルのカヤジャムが有名だそうです。
カヤトーストはコピといっしょに
シンガポールではカヤトーストとともに、温泉卵とコンデンスミルク入りのコピ(コーヒー)をいっしょに頼むのが定番だそう。
甘さのコンボですが、甘いもの好きのシンガポール人にとっては何ら違和感ないんでしょうね。
旅行に行ったときも自販機で買ったお茶ですら砂糖入りでしたし笑
ヤクンカヤトースト新宿住友ビル店
日本1号店は新宿にあります。
新宿住友ビル地下1階に2020年7月にオープンしたばかり。
外観も内装もピカピカですね。
テーブル席は100席以上もあるのでかなり広々してます。
ただテーブル席は片付けができてない席もチラホラありました。
コーヒーがこぼれてて髪の毛が落ちてました…。
アルバイトだけで回してたぽかったので、気が回ってなかったのかも。
社員さんがいたら怒られるやつです笑
土曜の午前10時30頃に訪れたんですが、お客さんはまばらでした。
アジア系のお客さんが半分以上を占めてましたね。
まだ馴染みの薄い日本人にとっては少し抵抗があるのかもしれません。
先に注文するスタイルです。
セットメニューはいろいろオーダーできます。
⚠コピ(コーヒー)は砂糖、ミルク入りがデフォなので、ブラック派はあらかじめ無糖と伝えておきましょう。
お会計を済ませるとブザーを渡されます。
ブブブっと音が鳴るまで待ちましょう。
2.【定番】カヤトーストセット食べてみた
看板メニューのカヤトーストセット(Aセット)にしました。
セットで490円(税抜)なのでわりとリーズナブルですね。
コピはデフォにしたのでコンデンスミルク、エバミルク入りです。
コピとはシンガポール流のコーヒーのこと。
練乳の甘さが際立ってますけど、しっかり苦味もあります。
カヤトーストはサクッとした食感
まずはそのまま食べてみました。
サクッとした食感なので軽くて食べやすいですね。
パンの現地調達はむずかしいので、日本で作ったものだそうですが、かなり日本人好みだと思います。
紀伊国屋のイギリスパンみたいな感じです。
パンとパンのあいだにはしっかりカヤジャムが塗り込まれてます。
たしかに甘いですが、ハーブが入ってるからなのか、思いのほかクドさはないです。
外サクッと、中ジュワッとした食感のコントラストがクセになります。
これなら日本でもウケそうですね。
ピーナッツバタートーストのような感覚でいただけます。
シンガポール流の食べ方【現地スタイル】
せっかくなら現地スタイルで本場のシンガポールを感じましょう。
シンガポール流のカヤトーストの食べ方は以下です。
①付け合せの温泉卵をまぜまぜします。
②カウンター横にある2種類の醤油と胡椒を投入します。量はお好みで。
③調味料をかき混ぜた温泉卵にディップしていただきます。
一口目は味わったことのない摩訶不思議な味わいが訪れます。
お醤油を垂らした目玉焼きをまぜまぜして、そこにピーナッツバタートーストをディップするようなもんですからね。
日本にはない独創的なアイデアメニューです。
ココナッツが効いたカヤジャムの甘さに、しょっぱさを感じるトロトロの温泉卵の味わいが絶妙です。
甘じょっぱさがクセになる一品です。
お醤油はとろみのあるダークソイソースと、さらっとしたライトソイソースの2種類ですが、個人的にはライトソイソースがおすすめ。
ライトソースは日本のお醤油にちかいので抵抗なくイケます。
そのまま食べてももちろんおいしいですが、付け合せの温泉卵をディップすると複雑な味わいが広がります。
甘いものとしょっぱいものを組み合わせるのはアリだなと再認識できました。
ぜひローカルスタイルをお試しください。
3. まとめ:シンガポール好きは食べないと損
生まれて初めてのカヤトーストをいただきました。
はじめは違和感ありますが、すぐに違和感が消え失せて虜になってくるから不思議です。
違和感を楽しむ料理といえますね。
まだ東京でしか食べれないので、東京住まいなら最新トレンドに触れるチャンス。
シンガポール好きなら行かないと損ですよ。
コピとカヤトーストを味わいつつ、気軽にシンガポール旅行気分を味わえます。
■Ya Kun Kaya Toast 新宿住友ビル店 (ヤ クンカヤ トースト)
東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル B1F
営業時間:7:00~22:00