中国ではカエルを食べる食文化があるらしい。
中国だけじゃなく、インドネシアとかタイ・ベトナムあたりでも一般的に食べられるとか。
そう聞くとすごくポピュラーな食べ物のような気がしてきます。
先日上海に旅行に行ったときに、南京東路の裏路地を歩いてたら見つけました。
小籠包、焼小籠包、蟹味噌麺…上海名物はたしかにどれもおいしいけど、もっと地元民しか食べなさそうなローカルフードを食べてみたい。
スマホで検索してみると、どうやら上海では牛蛙麺がひそかな名物ってことが判明。
せっかく中国に来たなら日本で食べれないものを食べて”かえる”のもいいかも。
好奇心に駆られて勇気を振り絞って店内に入ってみることにしました。
上海で大人気の牛蛙麺専門店【哈灵面馆】
上海市内に20店舗以上あるチェーン店らしい。
牛蛙麺の専門店が成り立つのはさすが中国。
4本足は椅子と机以外なんでも食べると言われる旺盛な好奇心をもつ中国人の舌をも虜にするらしい。
注文はAlipayで事前決済。
僕以外のお客さんは、地元民の上海人か、中国国内から観光で来た中国人しかいませんでした。
アウェイ感漂いまくりですが、店員さんはにこやかで親しみやすくて日本人にも親切でした。
初めて食べると告げると、驚いた表情を浮かべながらも「うちの牛蛙麺はとてもおいしいわよ」と自信満々な様子。
辛さを聞かれたので「シャオラー(辛さ控えめで)」と答えておきました。
中国の辛さは日本の辛さとは比にならないと事前に学習してたのでひかえめにいきました。
もし口に合わなかったらどうしよう…
保険をかけたくなって念の為小サイズにしたんですがいい意味で裏切られました。
小サイズで32元(日本円でだいたい650円くらい)。
上海の麺料理はローカル店なら200円ぐらいから食べれるので割と高級ですね。
はじめての牛蛙麺を食べてみた
見た目のインパクトはなかなか。
どっさりとカエル肉の塊が鎮座してます。
青唐辛子がカエル肉に絡まってていかにも辛そう。
片栗粉でまぶしてるのか、スープにもとろみがついてて全体的にドロっとしてます。
カエル肉は弾力のある鳥もも肉と白身魚の中間のような食感。
味は白身魚にちかいかな。骨が多いので食べづらさはありますが、普通に食べれます。
というかおいしい。
表面はプルプルしててコラーゲンが豊富そう。
ひとくち目はゲテモノの偏見があったので抵抗あったんですが、だんだん慣れてくると鶏肉を食べてるような感覚でおいしく食べれます。
家系の麺みたいな太麺にもよく合いますね。
中国では麺をすするのはマナー違反なので、すすらずに音を立てずに食べるのが日本人にはなかなか大変ですが、気づけばあっという間に完食。
辛さ控えめとはいえ、青唐辛子のパンチが徐々にボディーブローのように効いてくるので汗ばみながらいただきました。
辛さ控えめでも十分辛いですね。中国の飲食店ではお冷は出ないので、ミネラルウォーターの持参をお忘れなく。
甘じょっぱいスープは日本で食べたことのない味なので表現がむずかしい…
スープを味わうというより、カエル肉と麺をあじわう料理って感じですね。
上海に行ったらチャレンジしてみる価値
カエル肉は骨が多くて食べづらさはありますが、一度食べるとクセになる独特の触感なんですよね。
鶏肉のような白身魚のような…
食べた人にしかわからない世界が広がることを保証します。
カエル肉はタンパク質が豊富で低脂肪なので、ヘルシーな食事を好む筋トレ好きとか健康志向な人にもおすすめですよ。
日本ではなかなか味わえないウシガエルを上海で味わってみては。ゲロゲロ。
哈玲麺館(広西北路店)
住所:南京東路街広西北路445号(寧波路近く)
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